2007年10月09日

禅 ZEN 鈴木大拙  時鐘舎新書

zen

『禅 ZEN 鈴木大拙 』北国新聞編集局編 時鐘舎新書
『 「先生、犬に仏性があるかどうか、私に聞いてください」
  「それでは、犬に仏性はあるかな」
  「ワンワン」
  「なかなかだな」    』(本誌 113p)
映画『モダン・タイムス』の少女役をやった女優ポーレット・ゴダードと仏教哲学者・鈴木大拙の会話。

鈴木大拙、西田幾多郎の世界には興味はあったが、中々入り込めない。入ったら危険!
どう危険なのか?実に奥が深く考え込んでしまうから。

ある時、今流行のスピリチュアル・カウンセラーをやってる方がが、私にこう言いました。
「造花には、パワーがない。」

驚きました。この人の心は東洋人ではないな!と確信しました。(私は別に東洋的志向だけを求めていませんが、、)

人がモノを作る時は、心を込めます。
自動車だって、製図を引く人から製造する人・販売する人までそれぞれがその職業の中で「心」を込めてやっています。その車が無機質なものであるわけがない。

ましてや、自分が乗っていた愛車を廃棄し乗り換える時、「今までありがとう!」と車に言ってしまうのが、人間ではないだろうか?

一枚の折込広告。ばあちゃんが孫に鶴を折ってやれば、パワーがあるでしょうに。でも、最初からその一枚の折込広告は、もとは植物であり、その文章は多くの人が「売れたらいいな!見て欲しいな!」と心込めた作品なんですね。

その車やモノに「心やパワーがあるかは、こちら側の人間の心のレベルではないか。自分が鏡に映ってるだけではないか」と私は思います。

で、鈴木大拙。
この『禅 ZEN 鈴木大拙』で彼の歩んだ人生を大まかに知る事が出来ます。

今から半世紀前、米国雑誌「ライフ」の世論調査で「世界に現存する最大の哲学者はD・T・SUZUKI」という結果をどう思うべきか。

秋の夜長を、文字を追っかける読書から、文字をかみ締める読書にさせる一冊です。

それこそ
背筋を伸ばして、深呼吸して「考える型」を作り思考してみようと思いました。



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2007年09月17日

「ウェブ社会をどう生きるか」西垣 通 

nisigaki toru

『ウェブ社会をどう生きるか』西垣 通著 岩波新書

西垣 通氏は東京大学大学院教授。
よって、今までの「ウェブ論」を書いた書籍とは、チョット違う。
「ウェブ社会」全てを肯定的に見てる方にとっては、邪悪な1冊。


私的には、「そうなんだ、このような見方もあるよな」という1冊です。好きな1冊です。

そして、実に大学の教授らしいのは、173pから177pにわたって、「まとめ:先生の主張」が書かれていること。

*放送・通信の生産者VS一般ユーザー、どちらのからのアプローチによるのかが問題。

*業界の覇者がパソコンのハード・ソフト製造会社から情報検索サービス会社へ移行

*検索エンジンは、民主的討論ではなく大衆的な同調作用を起こしてしまわないか。

*ウェブ2.0で検索できるのは、機械情報だけで、本来、人間が必要とする情報よりはるかに狭義の情報しか出来ない。

 等々、チョット難解(機械情報など)ではありますが、全部読めば理解できます。


ここだけ立ち読みすれば、済みそうなんですが、あえて、買ってください。
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2007年08月30日

フジヤマツインピークス

fuyou ka

昨日の
高城 剛で
「フジヤマツインピークス」にたどり着けなかった方は

これでダイレクトに
彼の作品を鑑賞してください。

ここ

富士山は綺麗な単独峰。
単独だから綺麗なんだ、、と

しかし、双子の山にしてみたら
やっぱり綺麗。

その優美さは、
単独峰以上かもしれません。

ひょっとしたら、
思い込んでいるだけの事が
あるのかもしれません。

「便利さ」「美しさ」の
とらえ方が、縮こまっているかもしれません。

「スタイル」を固定しているかもしれません。
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2007年08月29日

『ヤバいぜっ!デジタル日本』 

yabaize

『ヤバいぜっ!デジタル日本』 高城 剛著 集英社新書

『ゲーム業界が提案しなくてはいけないのはハードでもソフトでもなく、新しいスタイルなのである』(本書28p)

『画像処理の技術やサービス、更にはスタイルが、今後世界をますます制するだろう』 (本書50p)

『世界のコンテンツ・トレンドを無視した、わが国のコンテンツ戦略の大失敗例が音楽業界である』 (本書57p)

『記録メディアの勝敗は、コピーしやすい方が勝つ』 (本書68p)

『次世代オーディオがもたらす可能性のひとつは、マルチチャンネルだと思う』(本書76p)

『今後日本の最後とも言える輸出文化はスタイルである。(中略)時代にあった価格や機能のバランスの良い、かつ今までにない考え方。そのすべてをもって、スタイルと僕は呼ぶ』(本書134−135p)

『僕が問題にしているのは(中略)僕のように、著作物のコピーを可能にしたいと作者自らが言っているのに、思い通りにできない仕組みや風潮である。一体、著作者を守るための著作権で、なぜ自由を奪われなくてはいけないのか。』 (本書165−166p)

以上が、本書の中で気になった文です。

副題は「ハイブッリド・スタイルのススメ」

どういうことか?
技術やスタイルをコピー&ペーストでマルチスペシャル化する。そこには、いろんなことがパブリック化されねばならない。
例がトヨタのハイブリッド車でもあります。

この本は、是非読んでおきたい一冊です。
ひょとしたら、預言書と後々言われるかもしれません。
「著作権」については、その通りだと思いました。

著者・高城 剛のHPを
見てください。

高城 剛の「フジヤマツインピークス」は有名ですよね。
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2007年07月25日

ネット広告がテレビCMを超える日、ネットはテレビをどう呑み込むか

ネット テレビ 広告

『ネットはテレビをどう呑み込むか?』 歌田明弘著 アスキー新書

『ネット広告がテレビCMを超える日』 山崎秀夫・兼元謙任共著 マイコミ新書
題名どおりの本です。

『地方局は、キー局の放送を流すだけで「電波料」をもらえる。コンテンツの提供を受ける側が提供側にお金を払うのが普通だが、テレビの世界ではその逆なのだ』(『ネットはテレビをどう呑み込むか?』 179p)

この2冊は、
「テレビを録画して、CMを飛ばして鑑賞されては、スポンサーがたまらない。CM料が減れば番組の質が落ちてゆく。益々テレビから離れてしまう」

「地方局は、デジタル放送設備への投資で、経営が圧迫される上に、キー局からのCM料も減少するかも。」

「もし、番組をネットで鑑賞することになったら、地方局はどうなるんだろう。」

 テレビ局も、ネットに無関心ではありません
  日本テレビの第2日本テレビ

  フジテレビのフジテレビ・オン・デマンド

そして、
驚きなんですが、テレビを作る会社たちが、、、、
松下電器・ソニー・シャープ・東芝・日立などの共同会社の「アクトビラ」


これらは、今はまだ未完のサイトです。

テレビ局は、番組の予告のためにネットをやっているのではありません。今は過去の番組の切り売りです。

今、テレビで放映中の番組をネット上でも公開したり、ニュースをいち早く報道したりすることも出来ます。


  

ネットを無視したらテレビ局はどうなるんでしょう?
 ネットの情報速度・量と戦えるのか?
 動画(YOUTUBE等)もネットになりつつある中で
 著作権だけで、ネットの動画を止められるか?
 著作権はどこまで?

この2冊を読んで、実にタメになりました。
マスコミの方々は、読んでいるのだと思います。

テレビ局も、このままでは負けてしまいます。
ましてや、ラジオ局や雑誌(出版社)はどうなんだろう?
新聞社はどうなるんだろう。

テレビキー局には、膨大な映像・コンテンツがあります。
NHKがネット配信サービスからインターネット放送を始めたら、嬉しいですね。
一方的に配信してくるテレビに対して、ネット型はこちらが観たいものを選択したり、逆にこちら側から発信することも出来る。

楽天がTBSを手に入れたがる事より、ホリエモンがフジテレビを欲しがった理由の方が、すごいと思のは、この辺か。

単なる映す箱の従来のテレビ(局)でいられない。

そして、
デジタル放送よりも、ネットテレビの方が、より快適なのではないかという疑問も生じました。
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2007年06月24日

文系の為の「Web2.0」入門

ブログの記事数
知らぬ間に300超えていました。
300本記念!で何かを書くべきかと思いましたが、、
時、既に遅し、、

淡々と書くことの意義の方が、大きいか?

bunnkeinotameno

『文系のための「Web2.0」入門』 小川 浩著 青春出版
『文系のための』に飛びつきました。
アンに
「API、UI、HTML、Ajax、Solaris等」解らん、アンタ向き!
といわれているようです。

前半部分は、やたら用語が多く、記憶するべきか気になりました。(実際、頭に叩き込みましたが、、何年ぶりかにマーカー引いて学生気分)

ところが、題名のとおりの文章が、、
『インタネットあるいはウェブの登場時には、多くの人がその存在意義や仕組みを理解しようと、(中略)ブラウザーの普及やポータルサイトの登場を経て、ウェブの活用自体が一般的になってくると、ウエブがどのような構造をしているかを気にする人は少なくなった。』

『「Web2.0」が何かということよりも、Web2.0的なビジネスモデルやテクノロジーの活用方法を考える時期が来ている』

著者は、『ブラックボックス化するウェブ』でいいのだと云う。電子レンジがなぜ温めてくれるのか?を考えるよりも、電子レンジを使った料理を考える事だと、いいたいようです。

この本も、「グーグル」を尊敬し、一方で脅威を感じています。

マイクロソフトが、パソコン内にソフトをインストールさせることを商売としてきたが(OS中心)、グーグルはその向こう側、対岸で検索エンジンを中心に利用されるのを待っていた。

ヤフーがインターネットの入り口である「ポータルサイト」に躍起になっているときに、グーグルは「検索キーワードと検索結果の整合性」を求めていた。

今日、『プラットフォームはウェブそのもの』であるから「検索エンジン」の価値が最も高い。(OSよりポータルサイトより)

そして、世界中の、ウエブサイト全体の内容をつかんだ者が勝者になるという自信、確信をグーグルは持っていた。

欲しい情報を的確に抽出してくれる検索エンジン。便利さの反面それを利用すると、自分のデーターを残すことにもなります。

さーどうなりますかね?
ニュートンの予言より、この先10年後のネット社会に興味がわきますね。
グーグルが代金決済システムを構築したら、いいか悪いかは別にして、すごい社会が存在しています。

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2007年06月17日

千年、働いてきました

sennnenn

『千年、働いてきました』野村 進著 角川書店

メデイアによく取り上げられる本だけあって、
実に面白かったです。

世界と比較して日本にやたら老舗が多いという事より
(他のアジアが「商人」であるのに対して、日本は「職人」)
ここに登場する企業のすばらしさに感動します。

本業とは何ぞや!
ということに戻るのかな?と思いました。

老舗製造業五つの共通項
『同族経営は多いが、血族にこだわらない。嫁婿、外部から』
『時代の変化にしなやか』
『時代に対応した製品を生み出しつつも、創業以来の家業の部分は、頑固に守り抜いている』
『それぞれの分をわきまえている』
『「町人の正義」を実践。公正と信頼を取引の基盤に据えている』

みなさん、どう思われますか。
実に、日本的ですよね。この日本的であることが、日本にあっているという当たり前のこと。

「企業は生き物」で「社風は性格」なんですよね。
経営者の気質が、そのまま社風になっている事が多いです。
けれど、
会社は、総力。全社一丸。
そんな事思いました。



気になった言葉で『脅迫的な先鋭化』というのが出てきます。
あえて言うなら『時代(時流)による脅迫的な先鋭化』
本文より『時の試練は、老舗に、時代を超えて生き残る柔軟性を
もたらしてきた反面で、時代との共犯関係を結ぶようにも仕掛けてきたのだった』

人の欲望が、便利さや快適さを越して、自分だけの満足・優越感それらをどこまでも追求し、しまいにはクローン人間までいってしまいそう。それが産業になっては、危険。何のための、基礎技術なのか。

何でも、出来そうな時代だけに
先ほどの『町人の正義』を大切にしたいものです。
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2007年06月11日

チョット過激な「カネと野望のインターネット10年史」

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『カネと野望のインターネット10年史』 井上トシユキ著 扶桑社新書

ネットビジネスの10年史
著者は、週刊誌「SPA」で「ホリエモン」を世に広めた一人であります。

「SPA」はいろいろやりますね。
(「SPA」へいっても、戻ってきてください!「SPA」は濃い!!)
小林よしのりの「戦争論」も「SPA」でしたか?。あれは「SAPIO」(小学館)でした。

この本を単に10年史と思って、買いましたが、、
裏の話が多くて、チョット期待はずれ。
しかし、読んで損はない。
「企業家」と「投資家」の戦いは、サイバーエージェントの藤田晋著『渋谷ではたらく社長の告白』とダブります。
   興味ある方は、藤田社長のブログをどうぞ

若手企業家は、つくられている部分があるんでは?育てられているというより、、なんかこう〜人物が投機品みたいな、、先物市場品みたいな、、
時あたかも、訪問介護大手「コムスン」と親会社の「グッドウィル・グループ」(GWG)で大騒ぎ。折口社長です。この人を再度、学習すると面白い。
前回、賛否両論のある「ウィキペディア」を擁護する本を紹介しましたが(『フュ−チャリスト宣言』)
今日現在の、その書き込み百科事典の「折口社長」は、どうかかれているか?ご覧下さい!


いかがですか?
書き込み百科事典「ウィキペデイア」の凄さというべきか?恐ろしさというべきか。
時代ですよね。このようなネット社会が、ソフトを作るという綺麗な仕事だけでは、成立しません。
企業人・投資家も入れた中で成立します。

読み終えて、なんだか「ため息」が漏れてしまいました。
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2007年06月08日

フューチャリスト宣言

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『フューチャリスト宣言』梅田望夫・茂木健一郎 ちくま新書
「フューチャリスト」とは未来志向型の人というより、未来志向を持てた人。

「今の、この閉塞感のある世界と比較して、昔は人類が月に定住する日も近いのでは、と思われるくらい夢があって、前向き・未来志向だった」と

あの『ウェブ進化論』(ちくま新書)の梅田望夫と
茂木先生です。
茂木先生の有名ブログ『クオリア日記』を見たい方はどうぞ


この方々は、インターネットを大切にしています。
「想い」がわれわれとは違います。
実に,大衆思いなのです。
多くの方々に発信します!と宣言しています。
ハンパでは、ありません。

インターネットが、『人類史上おそらくは「言語」が獲得されて以来最大の地殻変動』と感じている位ですから。

ここまでの著名人ならば、チョットはネットの被害があって臆病になるんでしょうが、、、全くない。

ネット社会の未来に、心ときめかせています。
それは、先頭であり、導く者の責任と自信からきているのでしょう。

本の冒頭にあります。
『未来は予想するものではなく、創りだすものである。そして未来に明るさを託すということは、すなわち、私達人間自身を信頼するということである』

「信頼」
「ウィキペディア」はご承知のとおり、不特定多数の人々がネット上で作る(書き込む)世界最大の百科事典」です。
間違いを意図的に書き込まれても、誰かが訂正してくれる。それは「信頼」の上になっています。

このように、「ネットショップ」で世界中のモノが買えるという下世話な話ではなく、
「オープンソース」がどんどん良くなっていくことや
大学に行かずとも「知」を得ることが出来ること。

『ネット』の側で疾走しようではないかということ。

読んでみてくださいね。
たぶん、将来『ウェブ進化論』と同様に
名著とされるんではないでしょうか。

あっ!そうそう!
この本で一番うなづいたのは、
『ある到達点まで、すぐに行けてしまう』『システムの一人勝ち』という言葉でした。

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2007年06月06日

プロフェッショナル原論 波頭 亮著 ちくま新書

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プロフェッショナル原論 波頭 亮著 ちくま新書

火曜10時NHK・茂木先生の「プロフェッショナル」の影響か?ちょっとしたプロフェッショナルブーム?

(NHKの番組専用サイト見ても戻ってきてください!)
(不安なら貼るな!と自己批判)


面白いと思ったのは、「行動特性」
行動的:タフでアクティブ。すばやい
意欲的・個人主義的・論理的

で、「ゴルゴ13」や「ブラック・ジャック」
がそのいい例だと著者はおっしゃいます!!

プロフェッショナル?
この言葉は、昔的日本人なら「職人」か?
と、思ったりするが、「行動特性」全てに当てはまる御仁は、いない。どこか抜けている、日本のプロフェッショナル。


まー、凡人の私から見れば
そんなもんかー?と深く考えることも無く
さーと読み終える程度の本でした。

プロフェッショナルを目指す方がいたら、
読んでみてください。
自分を改革できそうな方は、一読を。

読書時間1時間30分。
4時に目がさめ、蒲団の中で読書。
読み終えたら、眠くなりました。

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2007年06月02日

光武帝 塚本青史

 光武帝 全三巻 塚本青史 講談社文庫

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「光武帝」後漢の建国者です。
日本はその時、金印で有名な「漢委奴国王」の時代です。

漢といえば「項羽と劉邦」の劉邦ですよね。
 (時代は違いますが、始皇帝が信長で、劉邦を家康に置き換えると、中国史はおもろい!らしい)

そりゃ「光武帝」も一発変換できるくらいだから、中国史に欠かせません。が、、、まったく後漢の建国者以外の情報が頭にない。

で、読むことに、、
全三巻。

中国は、どの時代もそうなんですが、20万人以上の兵同士の戦いが書かれています。
20万人以上ですよ!
地面はどうなるんでしょうか?などという心配のレベルではありません。田の粗起こし作業が必要なくなるが、死体でいっぱい。
でも心配無用。この頃は、儒教のおかげでマナーが良く、戦の後、埋葬していたらしい。

 軍門に下るときは、近衛兵になって大将の近くで業績を上げるのが、出世の近道ということ。自分が5百人の大将で、20万の大軍に加わる時は、20万5百人目になるより、何とかして大将の近衛兵として、常に近づける位置にいることの必要性を痛感、、、処世術。

しかし、中国という国は、「漢人」やら「モンゴル人」やら「新羅人」やら、王朝が何人?まで気になる。
明治政府を「長州人」「土佐人」の政府って意識して学びましたか?

そして、都も洛陽になり、長安よりはモンゴルから離れます。
どこか、現在の中国が中国らしくなったきっかけと思います。

たまには、変わった時代を、堪能してください。
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2007年06月01日

憑神 浅田次郎 新潮文庫

『憑神』 浅田次郎著 新潮文庫
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またまた、映画化される本です。
妻夫木聡主演。貧乏神西田敏行。死神の少女がすごいらしい。

酔っぱらって、川原にある祠(ほこら)を参ってしまう。
さー大変!
その祠が三巡稲荷!ナンのこっちゃ!

貧乏神!疫病神!そして死神が順番にやってくる!

主人公は、一巡(貧乏神)二巡(疫病神)は、人にパス!するのだが、、、
死神を受け入れる!
武士なのである。

感涙必至といわれるが、、、
たぶん、武士としての生き様が感涙なのであろう。
時代は、江戸末期。大政奉還、、、
だが、私は
本では、涙が出なかった。

死に様(ざま)、、
松岡大臣の死を、「侍」に例えてインタビューに答えた政治家がいました。
責任の取り方をいっているようだが、、、

この本の別所彦四郎も、
責任のとり方を考えた。
変な祠を参ってしまた責任(くだらないと云えばくだらない)。旗本としての責任。時代が変わるから、これも同様にくだらない事にして、放棄すればいいのだが、この男、そうはいかない!。

特攻隊の映画が上映されて、
「戦争擁護」と批判した映画評論家に対して
窪塚洋介が、激怒したように、
演じる者が、感じた何かがある。

何かを守る為に、誰かを守る為に
死ぬことも、ありますよね。

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2007年05月29日

松井秀喜 不動心

松井秀喜 不動心

『不動心』 松井秀喜 新潮新書
松井秀喜らしい書名ですね。
石川県では今も、ベストセラーの上位にいます。

本書に出てくる「万事塞翁が馬」、偶然にも私が息子にたびたび言う故事でもあり、多くの方「私も!」と思ったでしょう。
そう思うことで、救われます。「何が不幸で、何が幸せか分かりません」

「不動心」
実に、松井秀喜チック的な、、
(イチローではないですね。)

しかし、もっと闘争心が現れていてもいいと思うことありませんか。

2打席連続ヒット。さあ!もう一本!という時、
新庄みたいなノリノリの選手の方が打つような気がします。
4打席連続ホームランが無いのも、
連続試合ホームランが少ないのも
自分に対して冷静で、「乗れない」のではないのだろうか?

また、社員全員が「不動心」タイプであっても、困ります。
質素倹約を国民全員がやると経済が収束するように
合成の誤謬が起こります。

けれど、松井秀喜は、すごい。
大好きであります。毎試合気になります。
(今日、5号特大ホームラン打ちました。)

「不動心」は、必要です。
場面によっては、大切な事です。

読みやすい一冊です。
是非、読みましょう。




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2007年05月12日

感染症

感染症
『感染症』 井上 栄 著  中公新書
国立感染症研究所感染症情報センター初代センター長
の著作です。
「広がり方と防ぎ方」を解りやすく解説してくれます。

読んでおくべき一冊です。

この本を参考にして、本日のブログは続きます。

(「はしか」について)

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2007年04月26日

奇跡を起こした村のはなし

奇跡を起こした村のはなし

『奇跡を起こした村のはなし』吉岡 忍著 ちくまプリマー新書

この村、
マリア様が現れたとか、
村民が宝くじを連続で当てたとかでは、勿論ありません。

新潟県黒川村(現胎内市)の物語。
十二期四十八年村長を務めた伊藤孝二郎の物語であり、黒川村役場職員の物語でもあります。

過疎から脱却。出稼者をなくし、家族で住める生活。
バブル期でも、周辺に労働力を取られない職場の創設。

この黒川村、「青年の村」という共同農場を立ち上げたが、二年続きの水害で甚大な被害を受ける。伊藤孝二郎村長はここでも前向きに「水害前より立派な村」を目指す。
ここからが、すごい。
山奥である黒川村に企業の投資を呼び込めるワケがない、とばかりに村営でどんどん創る。

スキー場・リゾートホテル・地ビール工場・チーズ工場。とにかく自前で作業し自給自足である。スキーにきたら宿泊してもらい、地元産のステーキにワインにビールに温野菜、ついでにチーズもスパゲッティーもパンも、、観光に農業ついでに食品工場をくっつけた。

チョット、リゾートホテルクリック

どうですか、この豪華さ!

黒川村職員もすごい。小さい割りに海外研修に行く職員がいる。国の制度で行くからにはテストや審査があるのに合格し、次から次と海外研修して還って来る。、必死になって覚えてくる。村の存亡が我々に掛かっているという意気込みがある。まるで、明治維新の若者達。

ドイツ研修後、27歳で7億円の事業である「胎内高原ビール園」の事業計画・設計・建設・運営を一人で担当した職員。他に何人も億単位の事業の担当者がいる。何者?というよりそれをさせる黒川村役場は、どのようテンションなのか?どういう集団なのか?

国・県の助成金制度をしっかり勉強し、伊藤村長以下黒川村役場職員が深夜まで頑張る。そして、事業を展開する。

公務員の必読書。
一般の方は、行政への不満がストレスになる可能性が大。

この本では、村議会議員が出てこない。
村長中心・役場職員追従(かなり必死)
議員はチェックのみなのか?(結果はわかっても、発案・経過が理解できない?)本来、チェック機関としてだけの議会が理想なのかもしれない。行政が中心の方がスムーズ。

そういえば提案型の議員は、わが市に何人いるんだろうか?
陳情と提案は似ているようで大違い。

約3時間の読書。
黒川村が好きになりました。

ちなみに、わが能美市もなかなかいいですよ。隣の川北町も。


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2007年03月18日

もし、日本が中国に勝っていたら

もし日本が
『もし、日本が中国に勝っていたら』 趙 無眠著 文春新書

帯の宣伝
『ネット上に発表され、中国人愛国者を激怒させた幻の論文』

『戦争自体が道徳・人道を無視したものであって、何を言っても無駄。日本軍も悪かったが、連合軍もひどかったぞ!ついでに中国の歴史は、大虐殺の歴史でもあり、漢人はドエライ目に会った。日本軍が残したものでもいいものがある。
中国は国土が広い、攻めても無駄。『空間を時間に代える』という蒋介石の言葉通り。
日本のように発展した中国、または中国のように広大な国土を有する日本、はいかが?』
乱暴な要約です。
まあ、なぞなぞ見たいな結論ですが、、

刺激的な一冊です。

私個人は、「漢人か満州人かと言ってる、この著者みたいな知識人が居ることに驚きました。」この本では「中国の民族」という事は、全く書いてないのですが、なぜか著者の言葉を第三者的に見るとそう思えるのは、私だけだろうか。戦争論中心に書いてあるんですが、その裏まで見透かそうとしてしまいます。中国は「侵略の歴史」の上になっているのだから、漢人から見たら、チンギスハンだってモンゴルの侵略者です。けれど中国に入って、王朝を建てたら中国人。そう思い込むのだが、次の王朝が建つとやっぱり侵略者だったと。
日本の侵略を議論すると、そこまで悩むべきことになってしまう。

国土が広い事は、いろんな民族、宗教観を認めることと私は思うのだ、なのに、著者は『清王朝が』とか、民族の侵略にも触れてしまう。一方で、国土の広さを中国の利点にしている。

著者が漢人であることは、間違いないようだ。

日本と中国の間の大東亜戦争の事を、ややもすると日本よりに見てくれているのだが、どこか危ない中国が見えます。

ともかく、読んでみてください。単なる日本との戦争論ではなく、私はエゲツナク深読みして、中国そのモノを考え直しました。
頑張れ、中国。君も大変だ!
酒の場で議論したくなる大人の一冊です。
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2007年03月16日

一号線を北上せよ

一号線を北上せよ

ベトナム出張中、空港・機内で読んだのは、
『一号線を北上せよ』 沢木耕太郎著 講談社文庫

ホーチミンからハノイまで、幹線道路である一号線をバスで北上したお話。

これも、ベトナム人の「人の良さ」が、随所に表れていました。

それと、通貨単位で沢木旅行達人も「?」する姿が、印象的。

ベトナムビールが「333」で「バーバーバー」と発音することも、この本で知りました。ついでに、「さよなら」が「タム・ビエット」であることも、、
ミニバスで、隣のお兄ちゃんに実験的に「タム・ビエット」と小声で(自信なく)いってみたら、お兄ちゃんも笑顔で「タム・ビエット」と小声で、、、(あんたは、元気良くで良かったのに!)

それにしても、沢木耕太郎が羨ましい。
こんな生き方をしてみたかった。
チョット、学生時代破天荒気味に行動する時があった私を、
嫁は、ミニ沢木というのだが、、
沢木耕太郎と私は、干支が同じです。(それがどうした?)

よし!私もいつの日にか、一号線を北上してやる!
   (嫁、「私は同行せんし、イタリアの一号線だったら。もっと他にいい一号線いっぱいあると思う。日本の一号線も全部走ったことないのに」とほざく)

女は、結婚すると夢が無くなる?

「夢の都市」
沢木耕太郎の「夢の都市」は1930年代のベルリン、昭和十年代の上海、そして1975年の解放前のサイゴン。
確かに、その時代の三都市に魅力を感じます。
けれど、行けない。

では、今のサイゴン(ホーチミン)に魅力が無いかというと、そこかしこに
フランス統治の匂いがし、ちょっと違うアジアを感じます。試しに、画廊に入りましたが、評判通り。西洋人好みの絵画を地元作家が描き、現にフランス人が買っていました。まだまだ、残っているんです。人々のセンスとして、、

この本は、ベトナムブームの昨今にあって、読んでみるに値する一冊です。
べトナムで、この本を読むというのは、「ナンとも言えん贅沢」と自己満足していました。
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2007年01月27日

「経済学的思考のセンス」を読んだら、インセンティブとはナンだ?と考え始めます。そして「給食代未納」まで考えてしまう私は、、

経済学的思考のセンス

 『経済学的思考のセンス』大竹文雄著 中公新書
この前の東京出張中に読みました。2日間の出張だけれど、この本ともう一冊読んじゃいました。空港・機内・駅・列車内は意外と暇なんで、、

 著者の意見
『人々のたいていの行動は、金銭的なインセンティブに反応する、(略)市場メカニズムによって需要と供給が一致するという経済学の大原則からも導かれるし、罰金制度が機能するのもこの為である』(55P)

『人々の価値観や倫理観を変えることは簡単ではない。経済学者は人々の価値観を変えるよりも、金銭的インセンティブによって人々の行動を変える方が確実だと考えている』(57-58p抜粋)

また、著者は『プロスポーツが経済学の仮説を検証する「自然の実験室」と呼ばれるゆえん』として
『プロ野球における戦力均衡』
『賞金とプロゴルファーのやる気』
 をあげています。

どちらも、秀逸でした。チョットだけ内容を、、、「ゴルフトーナメントの面白さは、賞金構造(順位ごとの賞金設定)にあるようです」(118pあたり)

しかし、やっぱり経済学者なのである。
『企業の経営危機や国の財政が悪化した時には、リストラや歳出カットによる失業率上昇政策のほうが、ワークシュアリングや増税による雇用創出より選ばれる可能性は高い。しかし、失業率上昇には、犯罪や自殺の増加というより深刻な「社会的痛み」が存在する。この「社会的痛み」は、やがて社会不安という大きなコストとして、私達に跳ねかってくることを忘れてはならない』(『V章 年金未納は若者の逆襲である』から 180p)

『W章 所得格差と再分配』
これは、全部読んでください。価値あります。

昨日の国会、、「格差社会に対する所得上昇論」みたいな、、
でも「格差社会」って、何?言葉だけが先行。イメージだけが一人歩き。
この「W章」を読んでから、職場・家庭・酒場で語ってみてください。
「格差社会」を語る人の中には、ただ聞こえもいいし、多数の支持が理由の方がいますよね。

けれど「格差=所得格差=消費格差であっても、お金を何に使っているんだろうか」という調査も必要な時代です。 収入に合わない高級車に乗って、携帯を掛まくって、娯楽優先で「給食代を払わず」、「格差社会」と叫ぶ御バカがいないことを信じたい、私です。
「給食代を払えない」と「払わない」は違うのだ。
経済学ではなく、「道徳」の問題です。


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2007年01月22日

『ヤバい 経済学』はどこまでヤバイの 

やばい経済学

 『ヤバい 経済学』 望月 衛 訳 東洋経済新報社

全米100万部超えのベストセラーだそうです。
黒の表紙にオレンジの実の青りんご?(意味不明)  ヤバサの演出。

確かに、差別に関することやマフィアの会計、先生の汚職、相撲の八百長、
なんだか、裏の世界の話のようでもあるし、社会学と統計学のような気もする。

変わったところでは、
子供の学校の成績と相関している要因としない要因(本文221P前後)
 相関している要因 (一部抜粋)
  親の教育水準が高い
  親の社会・経済的地位が高い
  母親は最初の子を生んだとき30歳以上だった
  家に本がたくさんある

 相関していない要因 (一部抜粋)
  その子が生まれてから幼稚園に入るまで母親は仕事に就かなかった
  親はその子をよく美術館に連れて行く
  ほとんど毎日親が本を読んでくれる

 『要するに、子育ての技に取り憑かれるよりも、、、あなたが親として何をするかはあんまり重要ではない、、大事なのは、貴方がどんな人か、なのだ』(抜粋)
 すごく恐ろしい差別なのである。逆転勝利は無いのだ、、バカな親にはバカな子なのだろうか、、、わが子が心配になってきた、、


 名前も面白かった
 高級な名前(親の教育水準が高い子の名前)が年月を経て、各層に広がってゆくという事。(第6章)
 2015年に女の子に多い名前予想
  アニカ、エヴァ、エインズレイ、等をあげています。

 経済学の本?統計学ではないのか?と疑問を持ちながら読みましたが、「まぁ〜、面白いからいいか!」という感じ。引用するにも、チョット差別用語が多いんで、困ります。すべては、アメリカ合衆国の話、、(大相撲以外は)

 考え方の(視点の)面白さが、この本の命のようです。

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2007年01月10日

『ブログ マーケティング』と

ブログ マーケティング

『ブログ マーケティング』 四家正紀+他著 
『オンライン・マーケティング&ネット広告』 大山忍著 どちらも翔泳社

ネット販売を目指す方は、どうぞ読んでみてください。
知っているべきことが、分かります。
それと、ネット販売がいかに経費が掛かるか分かります。

アクセス解析にしろ、ネット広告にしろ,SEO対策にしろ全て外注にしたら、とんでもない事になります。これにPPC広告をするんだから、、、「ご利用は、計画的に」というセリフがここでもつい出てきます。
HPを立ち上げる過程で経験してきたことが記載されていたので、自分達を振り返ってみているようで、、ついこの前の作業が懐かしくさえ思えました。

しかし、インターネットというのは、すごいモノです。

いろんなところに、様々な書き込みが出来る場所があります。人様のを読んでこのような考えがあるんか!と驚くこともあります。

そして、いろんなビジネスが発生しています。

その中で、我々はやってるんですね、、、

posted by 社長 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後の感想