2008年05月31日

さみだれ・五月雨の「さ」

ブーケ5

五月も今日まで、
そしていよいよ、「入梅」です。

五月雨(さみだれ)
「さ」は「さつき(皐月)」の「さ」と同じく「耕作」を意味しますから「稲」にも繋がります。

よって、稲を植える月の「みだれ:水垂れ」であります。


『五月雨の月はつれなきみ山より ひとりもいづる時鳥かな』藤原定家

また、
『おほかたにさみだるるとや思ふらむ 君恋ひわたる今日のながめを』 和泉式部日記のように動詞として使われたりしています。

『五月雨やあつめて早し最上川』 芭蕉
定番中の定番、しかし芭蕉には
このような作品も
『さみだれの空吹きおとせ大井川』
チョット川を詠む辺りは、似ています。
大井川の方は、想いがあるようですが、、

『水底の雲もみちのくの空のさみだれ』山頭火

『五月雨や湯に通ひ行く旅役者』 川端康成
『さみだれや青柴積める軒の下』 芥川龍之介
『眼を病んで灯をともさぬや五月雨』 夏目漱石
『のみさしの茶の冷たさ五月雨』 高村光太郎

『五月雨』は季語としても一級品。
作品も多いですね。

明日から六月。
皆様にとって良い月になりますように。

五月雨に同化して、「シト〜」と思索したいものですね。
雨にうたれる草木のように、たまには動かず、ただじっと。
posted by 社長 at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 歳時記
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